(※この記事は2008年9月24日に更新されました)
(※記事中の地名の場所を参照する場合は、2008年8月20日の日記に画像添付してあるロンドン地下鉄路線図をご利用ください。公園・施設の名称は除く) ロンドン五日目。 昨日、スーパーでラザニアとパンを買いました。 しかしこのラザニア、すんごくうまいのですが、それと同時に・・・ 『すごく・・・大きいです・・・』 嬉しいこといってくれるじゃないのというくらいにウマいですが、随分デカいΣ(´∀`) 朝からヘビー級の朝食を食べ、今日はまず洗濯に取り掛かりました。 昨日教えてもらったとおりに、フロントで洗濯機と乾燥機のコインをもらう。 さて、いざ洗濯・・・となったものの、あれ?これどうやって操作したらいいんだ? どうにもこうにも分からないのでやむなくフロントの方に助けていただきました。。。 九死に一生・・・ 洗濯は結構時間がかかるので、午前中は宿でゆっくりしながら待つことにしました。 正午前に洗濯および乾燥は無事終了。 そんなこんなで今日向かった先は・・・ 帝国戦争博物館Imperial War Museumです。 ああ、またミリタリーかとか言わないで(つд`) 前景は、よく見たら奇妙な丸い物体が見えるかもしれませんが これは、大砲のモデルを前から見たものです。 使用された当時(19世紀くらいだったかな)は英国の最新鋭兵器だったとか。 この博物館の周りは公園のようなスペースも結構あり 中にはこんな記念碑も↓ これは、チベットのダライ・ラマ14世による平和記念碑です。 英語、中国語、チベット語で書かれています。 その中に込められたメッセージは『調和』と『非暴力』。 特に前者は大事にしたいと思っている僕にとっては、とても心に響きました。 もう一つのこの荒々しい落書き・・・ 何を隠そう、これはかつてドイツを別っていた『ベルリンの壁』の一部だったものです。 因みに、先ほど少し触れた大砲を後ろから見るとこんな感じになります↓ さて、いよいよ博物館の中に入ります。 博物館では簡単な荷物チェックがあったのでそれを受けた後に いざ入場。そこに広がるのはまさに衝撃。 大きなホールのような場所に、沢山の戦闘機や戦車のレプリカの展示の数々! これが、かつてあの戦争を戦ってきた兵器たちなのか・・・と驚きです。 その一部を今回はご紹介致します。 第二次世界大戦時、ナチスと闘った英国の『スピットファイア』↓ 第二次世界大戦の独ソ対戦の時に ソ連を救った戦車として名高い『T-34』↓ ちなみにこれは、中東戦争の際にイスラエル軍によって鹵獲された戦車だそうです。 シリア辺りが使っていたのかもしれない。 第二次世界大戦でアメリカで量産された『シャーマン』↓ 戦車は第一次世界大戦で初めて使われた兵器の一つ。 そのうちイギリスが始めて作った戦車、『マークⅣ』↓ 驚くべきことには・・・日本人にとってとても衝撃的な、このような展示もありました。 それは。もっとも人道を無視した兵器。 もうお分かりでしょう。 原子爆弾です。 記載文献は、実際の犠牲者の数が広島平和記念館や原爆に関する書籍と 同じくらい詳しく書かれていました。 それで原爆の怖さが伝わるなら、日本人としても幸いです。 (注:この原子爆弾の写真は、要望があれば取り下げたいとも考えております。 もしもすぐにも取り下げて欲しいとの要望がございましたら・・・ ブログの隠しコメントでもよろしいのでご一報ください。) そして、核ほどではないにせよ・・・ 日本と同じく、イギリスも大きな脅威に第二次世界大戦時は晒されていたのです。 ナチスドイツのV2ミサイルです。 弾道ミサイルの先祖のような存在です。 この攻撃により、英国内で1000近くの教会が失われたという。 人的被害に関しては知らないのですが・・・ しかし、いつ飛んでくるか分からないミサイルの恐怖は凄まじいものだったかもしれません。 軍事博物館は、単に『うは、かっけぇwww』だけじゃなくて このようなことも考えさせられるのが奥が深いです。 博物館はこんな展示だけでなく 第一次世界大戦、第二次世界大戦、ノルマンディー上陸作戦、現代、と 常設パビリオンは大きく分けて4つ。 期間限定の展示では、子供たちの第二次世界大戦のような展示がありました。 兵器の展示を見てから一番最初に入ったパビリオンなのですが 戦争の恐怖と戦ってきたのは最終的に負けた僕たちの側の子供たちだけでなく 最終的に勝った方の子供たちも同じなのだと思うと 何やら目に熱いものがこみあげてきました。 当時の子供たちの衣服や、実際に使われていたおもちゃなどが展示されています。 衣服に、ガスマスクが着用されているのは驚いた・・・。 第一次世界大戦のコーナーでは塹壕体験なるものもありました。 なるほど、実際このようなところに何日も何週間も何ヶ月もおれば それはおかしくなっても無理は無い・・・すごい世界です。 しかし、戦場だけでなく、当時戦争していた国の社会にあったものも 沢山展示されていたのがすごいです。 ナチスのヒトラーを称えたポスターとか、アメリカの募兵案内とか。 武器・火器、軍事車両の部品や兵士の装備などにとどまりません。 この博物館、なんと閉館の18時まで居座ってしまいました。 滞在時間にしておよそ5時間です。大英博物館より長くいたことに・・・(爆) 博物館のあとは、イギリスの象徴のようなものでも見に行こうと思い 一念発起して(?)ビッグベンへ。 ウェストミンスター駅Westminster辺りで降りたかな? 地下鉄降りて、地上に出たら、ほらほら、いきなりお出ましです。 デカい便、もといビッグベンです。(某O様、ネタを拝借しました) これはまた・・・彫刻やら装飾やら、近くで生で見ると圧倒的。 アングル研究しながら合計3枚くらい撮りました。 ダブルデッカーバスを混ぜて撮ったり・・・試行錯誤。 ちなみにこの時点で午後6時45分くらい。めちゃくちゃ明るくて辛抱たまらん(゚∀゚) 因みにビッグベンの横は英国の国会議事堂が。 そしてそれを守護するように立つのが・・・ 中世のイングランド王、獅子心王リチャード一世の像です。 世界史やゲームで出てきました、実際これまた凛々しい御姿! 十字軍を率いていたこともあった王様なのですが その時でも誉れ高かった王様だったのだろう、と想像。 上の写真は、その国会議事堂。 日本の国会議事堂も特徴的な建物ですが、英国もかなり特徴的。 黄土色系の落ち着いていて、歴史的で、重厚な雰囲気が感じられます。 しかし国会議事堂は、日本でもそうですけど、近くを回るとやっぱりそのデカいこと。 外周がかなりあるんですよね。すごいデカさです。 国会議事堂の前の道路を挟んで向かい側には、また有名な・・・ ウェストミンスター大聖堂がありました。 観光客向けの言語は、なんと12言語近くありました。それだけ人が来るのか・・・ 19時前になっていたので随分と人は少なくなっていたのですが それでも写真を撮っている人、人、人。世界中からの人、人、人。 一通り歩いてからは、ビッグベンの脇の芝生で寝転がって休んでいました。 異国の街中の芝生で堂々と寝そべる東洋人。 空は青く、風は涼しく、雰囲気は落ち着いていてこりゃ最高! 芝生の周りには、英国を支えてきた偉人の像がいっぱいありました。 そのうちの一人を撮影。 第二次世界大戦時前後に英国を導いたウィンストン・チャーチル首相です。 日本人から見たらちょっとナニでアレな所もかなりあった人物ではありますが 歴史上有名な人物ということで撮影してみました。 そしておそらくチャーチルもいたであろう建物がこれ↓ 英国の首相官邸です。 このときは、今の首相のブラウン氏が中にいたかもしれない・・・と妄想。 政治の中心でもあるウェストミンスターの次は 軽く歩いてチャリング・クロスCharing Crossに行ってみることにしました。 トラファルガー広場のある場所です。 歩いている途中ではロンドンの巨大観覧車、ロンドン・アイも発見しました。 霞ヶ関みたいに、色々な省庁も沢山ありました。 7時半くらいになり、大分黄昏時になってきたところでチャリング・クロス駅前 及び、トラファルガー広場に到着です。 ↑すごい逆光になってしまいました(´∀`;) 広場の周囲には結構大使館らしき建物を目にしました。クウェートとか南アフリカとか・・・ さて、広場の奥にはナショナル・ギャラリーという美術館があり これまた入場無料。中世、ルネサンス、近代。世紀にしたら19世紀までくらいの油絵が 沢山展示されている博物館です。 しかし無料だと思って喜んではいったものの 中のゴージャスさのすごいこと。 各部屋ごとにはソファもありますが、それまた途轍もなくリッチな雰囲気! 座って見るのがすごく心地よさそうだなぁと思いながらも 時間が時間だったので、残念ながらすぐに閉館時間になりました。 ここはもう一度じっくり来よう・・・ トラファルガー広場のナショナルギャラリー前は 雰囲気も相まって地面に絵を書く人も結構いました。うーん、アート・・・ そしてこの広場は地下鉄だけでなく、バス停も周囲に多数ある交通の中心。 どのバスが宿の方向のバスかを探し迷っていたのですが その過程で僕は、個人的にとても驚くべきものを目にしてしまいました。 目の前を走っていったバスの行き先に・・・なんと『Abbey Road』と ビートルズのアルバム、アビーロードの名が書いてあるではないか! あまりに衝撃的すぎて『ええっ!?Σ(゚Д゚;)』となり 思わずそれを僕は体と表情で表現してしまっていたのか・・・ 近くの壮年男性に『あのバスはあっちだよ』と親切にも教えてもらってしまいました(核爆) なにやらこの方には迷惑をかけてしまったみたいだったし ビートルズに興味があってAbbey Roadの文字に反応してしまった旨を話すことに。 そうしたら笑って答えてくださって、あそこのバス停からウン分で着くとか教えてくださって 思わぬ発見、思わぬアクションから思わぬ人助けを受けることになりました。 アビーロードもナショナルギャラリーと同じくもう一度じっくり来よう・・・ し、しかし腹が減った・・・ 空腹極まりないので、ヴィクトリア駅に足を運び またもWasabiのお世話になりました。今回食べたのは焼き飯のようなもの。 駅のベンチに座って食べていましたが、横の人もWasabiのご飯食べていました。 あ、こっちの方がうまそう・・・(爆) 脳も胃も心もいっぱいにして、今日も元気に帰宿! 続。 今日の(・∀・)イイ!こと 同室の人に面白いイベントの情報を教わったこと
by sannkaku-shikaku
| 2008-08-24 00:00
| 旅行記
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Since 2007.5.27 色々な角度(angle)から見るよう、挑んでみる(try)場所・・・という考えから、大学1年生の時にこのブログを設けました。2012年1月にアスペルガー症候群の診断を受け、以降様々なご理解・ご支援に助けられています。助け合い生きていきたい。趣味の話から真面目なお話まで色々書いています。 byさんかく by さんかく カテゴリ
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