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2018/3/4~7 相模原、惨劇の現場にて
※この記事は、過去に日本国内で発生した凄惨な事件を基にしています。




2016年の7月、神奈川県相模原市……
日本全国を震撼させた事件が起きた、その場所は。
津久井やまゆり園

知的障害者の方々が惨殺された、惨劇の現場です。
犯人の植松聖(うえまつ さとし)容疑者はここの元従業員で
皮肉なことに、この植松容疑者も精神疾患を患っていたとされています。



今回、僕は仕事の最盛期ではありますが、
20代のうちに一度は、せめてもの鎮魂のために伺いたいと思い
この場所へ伺うことにしました。

夜行バスで横浜駅に到着し、
青春18きっぷを使って相模原へ(その後は奥多摩を訪問し、成田空港へ)



そこから二ヶ木行のバスに乗り継ぎ(片道210円)
施設前のバス停に降り立ちました。
2018/3/4~7 相模原、惨劇の現場にて_e0120944_15062990.jpg

施設自体の写真は、犠牲になられた方々を考慮し
撮影は控えました。


寒かったですが、雲一つない青空、穏やかな時間。
信じられないです。

この道を、あの植松容疑者は
自身の『使命』に基づき、知的障害者の方々を屠るべく
凶器を持って歩いていたのか……
本人は狂気を狂気を思っていなかったのだろうか。
2018/3/4~7 相模原、惨劇の現場にて_e0120944_15063159.jpg

『狂った人間は、自分を正常だと思っている』か。



施設の前で目を閉じ、黙とうを捧げました。
黙とうをささげた後、ある激しい気持ちが湧いてきました。


それは、なぜ
植松容疑者自体も、精神疾患を患いながら
その狂気以外の道を取ることができなかったのだろうか、
ということです。
自分と重なる部分がありました。


僕の障害は植松容疑者とは違い、先天的なものですが…
僕自身も、障害の診断を受ける前は、
暴力やいじめを撒き散らす側に立ったこともあります。

今はそこからは幸い逸脱できているようです。
もしそうでなかったら、今僕の応援をして下さっている人たちは
ここまで僕と一緒にいてくれなかったのではないかな?と
思うことが往々にしてあるからです。

もし、植松容疑者も自身とより向き合えていたら
このような形での終わりや犠牲も出なかったかもしれない。
『なぜだ…なぜだ……!』という嗚咽が止まりませんでした。



帰りに立ち寄った駅前の喫茶店では
優しい店主さんが消費税分をサービスしてくださいました。
あの日散華された知的障害者の方々の、ご加護かな…?

ちなみに津久井やまゆり園は
JR相模湖駅からバスで本当にすぐでした。
電車を降りて、バスの待ち時間考慮しても
1時間もあれば訪問することが可能と思います。

折に触れて、また訪れる日が来るかもしれません…。


3/4 今日のいいこと:
JRで成田空港に向かうまでの千葉県の畑の
黄昏時の光景が美しかったですね

3/5 今日のいいこと:
輸入食品店でおいしそうなドイツのクッキーを
お手頃価格で買えました

3/6 今日のいいこと:
ジャンカラのWifiの存在に今さら気づく。これはいい。

3/7 今日のいいこと:
自分でチリコンカンを作ってみたら結構おいしそうな薫り…

by sannkaku-shikaku | 2018-03-23 13:09 | 旅行記
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