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2017/11/17~19 脱出行のキオク ~前編~
6 Y E A R S L A T E R . . . . .



この土日で、行ってきた場所があります。
それは、6年前に退職した前職の職場が入っているビルの前です。


未だにこの会社の話を人にするときは、
大変驚いた反応をされることがあります。
それも今や、世界中の人々からです。

今年1月、去年末に出会ったあるスペインの方と意気投合し、
カフェでカフェラテ片手に様々な話にとても盛り上がりました。
この方も、リーマンショックからその後の5年間の際は
とある企業で会社員をしていた経験がありまして、
時代もスペイン経済が非常に疲弊していた時期だったこともあり
結構な苦労をされた話も伺うことができましたが…

面識がまだ浅いこの人でも、僕の前職の話を聞くやいなや
『えぇっ!そんなことが…!?140.png150.png149.png』という反応でした。

昨年も、アメリカはテネシー州出身の、とても仕事ができそうな方から
『おぉ..."誰もが働きたくない会社"に
 あなたはいらっしゃったんですね…140.png
と、戸惑いや驚きに満ちたご反応を頂いたこともあります。
(因みに、この方は親御さんがアスペルガー症候群の当事者だそうです)



この会社を『脱出』してから2年間くらいは、
この会社の最寄り駅を地下鉄で通ることすらも怖くて、嫌で
避けていたこともあったほどです。

そして、6年が経つ少し前、今年の7月。
アメリカはテキサス州出身の、僕の昔の英会話の先生と
話題のカレー屋に行ってみようとしたときに
この会社のあるビルの前を通りました。
この先生は僕の前職のことも一部知っていました。
ビルの前にいた時に、手足の震えのようなものを感じたので
その旨を伝えたら、優しく声掛けをしてくださって、ありがたかったです134.png



あの時、僕を自殺寸前に追い詰めたあの上司は、僕に向かって
『君はかまってちゃんか!!!
 社会は誰も助けてくれません!!!
と、個室の中で連呼したこともありました。

自分は社会の中で存在してはいけない失敗作なのか、と
何度も何度も思いましたし、恐ろしかった。
今の仕事に就いた後も、実はこのことはとても尾を引きました。
実際に、ブラック企業に入ってしまい自殺してしまった方々にも、
このような拷問に近い言葉の責め苦をうけた挙句に
自殺に走ってしまったというケースもあるように思います。

僕の最初の職場の人たちを侮辱したりするような言葉も、
発達障害当事者を侮辱するような言葉も浴びせられました。
その言葉の一つ一つが、ボイスレコーダーのように頭に刻まれています。
おそらく一生、消えることはないでしょう。

ですが、それでも変わったことがあります。

それは、この上司が放った言葉、
そして他の人間たちが僕にしてきた行為を、
僕が話し続けることで、彼らの行いや言動が、
真っ当に生きている人たちによって『NO』を突き付けられていることです。
もし僕が本当に本当に本当におかしいのだとするならば、
このような人たちから話を聞いてもらえることも、
認められるわけもありません。
社会は誰も助けてくれません』という、
孤独と絶望に自動的に人を追い込ませる言葉が
どれほど悪辣で愚かな発言であるかが証明されてきている気がします。
それに、もし僕がこのような汚らわしい言葉を認めことは、
僕を信じて哀しみや苦しみを明かしてくれた友人や仲間たちを
更なる苦しみへと誘うことを、許してしまうということだ。
それは断じてあってはならない、悪夢のはず。


後半へ続きます。


11/17 今日のいいこと:
色々と文書が浮かんでくる日でした

11/18 今日のいいこと:
たまたま入ったパン屋の総菜パンが結構当たりでした

11/19 今日のいいこと:
今春からやり始めたゲームの隠し要素を発見。
歴史のエッセンスにドキドキです

by sannkaku-shikaku | 2017-11-20 22:06 | 葛藤
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