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2013/4/20 過去の清算、十年の因果 その2
前回の続きです。


問題の彼ですがもちろん悪い所ばかりの男ではありません。

昔から、面白いことをよく言う男で、そういう時はいいのです。
実際、10年前等はそれが本当に楽しかったこともありました。
今回の会合にいたるきっかけになった、
彼の電話も、非常に面白いものでした。


ですが……。

今、実際会ってみて、
その一部の面白い部分だけを求めて彼と付き合うことは
まるで麻薬や、度の過ぎた夜遊びと同等の
危険かつ無意味なことであるようにしか、思えませんでした…。

その彼の『良い部分』もまた、地に足ついた安定感からではなく
心の闇・隙間から生まれ出たものであるように感じるからです。
彼の『面白さ』は、あまりにもリスクが大きすぎる。
それはしばしば、深く人を傷つけ、汚すような発言も出るということです。
特に『言葉を真に受けてしまう』という特性がある僕にとっては、
常に銃口で狙われ、銃を握るものの気まぐれで撃たれるようなものです。

僕もかつては『面白いやつだなあ』などと言われて
有頂天になっていたことが多かったですが
実は俺は、彼のようになっていたのかと思うと、恐怖を感じます。
胸の中の窒息感に嘘をつき、嘘の自分を演じ続ける人生。

人を愛してる愛してるといいながら、その相手を犯し続ける悪夢。
デートレイプと同じベクトルを向いた、悪行です。


恐らく、これから僕が望む人生、僕が感じたいもの、取り戻したいものを
僕の周りの『普通の人たち』のようにに獲得していく道においても…
(僕の友人たちはそれを応援してくれているし、
 僕も彼らのそれを応援したい。最近もご結婚、ご出産などもあるし)
今の彼はその妨げとなり、私を犯そうとするでしょう。

実際、その日の事件のことで、僕は自分の大切なものが
再び見えなくなりそうでしたし、実際それは僕にとって最も恐ろしいこと。
あの中学~大学時代のように、生きる屍のようにさまよい、
ヘドロのような汚物を周りにぶちまけながら生きる人生など……
二度と、ごめんです。


これが、僕があるべき道を模索し、実際歩み出している時に出た結果であり
決着を着けるべき過去に、また一つ哀しい決着がついてしまった、という
ところでしょうか。


今の僕は『本物の絆』とは何か、もう知ってしまいました。
そしてそれが今の僕、未来の僕への導きであり
そうして幸せを導くことが、
己のため⇒人のため⇒国のため⇒世界のため
となることも分かってしまいました。


たとえ、かつての『絆』から、なんと言われようとも
彼のそれは、『脅し』や『不信』を含む、『偽りの絆』であり
それが健全な人生に著しい悪影響をもたらすことも、知ってる。
彼のそれは、『人との闘いに勝利し自分が快楽を得る』ことであり、
『共に理解し歩み寄理、安らぎと繁栄を築く』ことではないことも、知ってる。
……そして僕も、かつてそのような血塗られた戦争を起こしてきた
罪深い存在だということも、知ってる。

そして僕はもう一つ知ってることは
僕にはその不健全な関係を解決する方法が今は無いということ、
救い自体は、彼の中にあるということ……。


だったら
何故彼は、その罪を清算しようとしなかったのだろう…?
いや、できなかったのか?たまたま知る機会が無かったのか?
僕でも今それを、やろうとしているけれど…。


僕と彼の差があるとしたら、
僕は彼のように決めつけたり、捨て鉢にならず、
可能性を信じて行動してきたこと。
そして、自分の弱さを知り、孤軍奮闘することを捨て、
周りと手を取り合ったことでしょうか。

だから、『思い込みをしやすい』『視野狭窄に陥りやすい』という
ハンディキャップがある僕でも、真っ当に近づけたのでしょう。
かつて、心の奥底で僕の可能性を冒し、毒してきた人間が
遥か下に見えてしまうほどに……。

その彼は、僕を上から目線で見下ろすような発言を連発していた。
スカスカの自己を、必死で何かで埋めようとするために。
なんという皮肉であるか…。


俺がお前と同じ目線に降りることは、『堕ちる』ことを意味する。
人を人と思えず、信じ、愛し合うこともできない殺戮兵器へと。

縁がまだあるというのなら、俺は待つ。
お前が自分で自分の心の中に潜り
自分で自分を救い、許すことができるようになる日まで。
そして、己の愚かさと醜さを受け入れ、
向けてはいけない銃口を向けてはいけない人に向けなくなる日まで。


かつての友よ。
認めたくないかもしれないが、それが現実なのだ。

…だったら、お前はどうする?
俺や、俺以外のものを『殺す』という方法以外に……。


♪I`ve become so numb I can`t feel you there
 become so tired so much more aware
 I`m becoming this all I want to do
 Is be more like me and be less like you


(LINKIN PARK 『Numb』)


追記:
今回この場に居合わせたもう一人の友人について、
別記もございます。


今日の(・∀・)イイ!こと
テレビの再放送で好きな番組がたまたまやっていたこと
by sannkaku-shikaku | 2013-04-20 17:50 | 葛藤
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