踏まれてこなかった麦
どこかふにゃりと軟弱で
踏まれる痛みを まだ 知らない
その麦がある日を境に 毎日ギュッギュッと 踏まれるようになった
痛い 痛い
その痛みを知り 一瞬 死んでしまいたくなるような
そんな絶望がよぎったが
せっかく生きてるこの命
ぼんやり浮かぶ 前世の記憶のように
ブチリブチリと 殺されるまで踏まれるわけではなし
踏まれて強くなれる道があるなら
精一杯 生きて 生きてみようではないか
一本の麦の決意 踏まれてこなかった麦の決意
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今日の(・∀・)イイ!こと
退社後の新しい愉しみを発見できたこと