外国から『日本人は暗い』と言われることがしばしばあります。
僕はその一つの要因として 日本人は全体として物事の悪い部分ばかり見る傾向が なんだか強いように育てられてるんじゃないか?と思います。 個人的にはこれは、裏を返せば慎重さや繊細さの表れだとも思っています。 (負を正の裏返しとして捉えるこうしたことを『リフレーミング』と言いますが) 僕と付き合いの長い人は存じていることでしょう。 僕自身もかなりの慎重派、ともすればビビリの部類に入ります、が この『慎重』に、あれはダメだ、どうせ無理だ、とかネガティブさや悲観が加わると 他人の心に疑念や圧迫を生むこともありえます。 物事の悪い部分ばかり見る・・・この特性の最も悪い例の一つが 何か商品や作品をレビューするときに悪い部分のみを 大した分析もしていないのにすぐに書き立てる人たち。 いわゆる『アンチ』な人たちです。 それがもしもストレス解消なら、それはその人の精神が貧しすぎです。 ただ、スポーツ観戦の時のヤジのように 普段の自分のことを理解した上で罵声を浴びせるのは全然構わないけれど。 (じゃあお前あの選手のようにやれや、と言われて出来ないのを承知しているように) 他に、何か物事を語るにつけ 『これはこういうもんで仕方ないんだ、どうしようも無いんだ』という感じで 本来ならネカティブにならなくて良い所をネガティヴに語る人。 それが人生に関する『アドバイス』の類だったら、いたたまれない気持ちになります。 上から下の者にこれを言うことも、自分と同じくらいの人たちに水平に語ることも それは自分から不幸の種を植えに行くようなもの。 そういう人たちと少し話してみると、なんだか『私は正義だ』というような 傲慢さが見え隠れしているような気がしなくもないのは気のせいなのか。 言葉の節々に『この私は偉大なのだ』とでも言いたげな小心が垣間見える・・・。 えてして、この傾向は生物学的にストレスに弱いとされる、男性に多い気がします。 色んな人に会って、色んなお話を聞いて僕なりに考えてみたことですが 『芯を持ってる人って女性の方が多いんちゃうか?』と今年に入り常日頃思う僕。) あ、でもここで『やっぱり女はすごいのよ男共!えっへん!』と思った方は 逆に要注意かもしれませんね。 最近、女性の社会進出が著しいですが 社会にも、『男性』だけでなく、しなやかでタフな、竹のような女性の感性というか 『女性』の部分が求められていると思います。 男性にありがちな理屈だけ、で生きるのではなく 自然にそのまま、何か感動する精神もどこかで持ち合わせるといいますか。 もちろんこれは男尊女卑ならぬ女尊男卑でもありません。 男も女も、バランスをとり他人に不必要なイラだちを与えることなく 他人と共に成長していける人はどちらも尊敬されるべきです。 男性である僕自身も、しばしば他の女性の感受性に助けられてきました。 男は所詮みんなマザコンだ、というところに関わるかもしれないけれど。 僕自身は自分の母に対して氷のような感情も持っている一人っ子だけども こうして今いるのは、母とも、姉とも言える様な人たちに助けられてきたから、なのか。 日本人は批判的で、批判する際には悪いところの攻撃ばかりする者も多いようだ、と 最初に書いてきてこんな男女の話題になりましたが せっかく生まれた人生です。 それも、幸いにして今のところ戦争や飢えといった災厄の無い地域に。 なのに、物の悪いところしか見えてなくて、それに対して恨みつらみをばらまき それが自分の心の苦しみを生み出し、本当の不幸をも招きかねないことになる。 『不幸中の幸い』ならぬ『幸中の不幸』ではなかろうか。 物を見るなら、清濁併せ呑む、落ち着いた土台を得て その土台から見渡して寛容に受け入れていく方が人生自然と楽しくなる気がする。 悪しき部分だけしか見れない人たちは、その愚かさに気づいて己を是正し 不幸の種を植えるのを止めると同時に、本当の幸福のようなものが得られたら 僕の傲慢かもしれないことは承知ですが、同時にそのように願っています。 僕の場合は・・・、今日もこれを電脳空間に記し続けます↓ 今日の(・∀・)イイ!こと なんとなしにCDを借りてきたら結構良い曲がそろっていたこと
by sannkaku-shikaku
| 2009-07-24 00:15
| 未分類
|
Since 2007.5.27 色々な角度(angle)から見るよう、挑んでみる(try)場所・・・という考えから、大学1年生の時にこのブログを設けました。2012年1月にアスペルガー症候群の診断を受け、以降様々なご理解・ご支援に助けられています。助け合い生きていきたい。趣味の話から真面目なお話まで色々書いています。 byさんかく by さんかく カテゴリ
最新の記事
以前の記事
2019年 12月
2018年 12月 2018年 06月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2005年 01月 2001年 01月 フォロー中のブログ
Menu
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ブログパーツ
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||