人気ブログランキング | 話題のタグを見る
2016/2/8 言葉の主の残した光
昨日のブログ記事に題材となった言葉の主ですが、
あのまま書いたままだと、
とんでもない人に見えてしまうかもしれないので
少し内容を付け加えました。


その言葉の主が僕にしてきたことは
決して悪いことばかりではありませんでした。


その子は、僕が発達障害の診断を受けて間もない頃、
僕のブログを読んでくれて、僕にわざわざ手紙を送ってくれました。
手間も時間もお金もかかる、手紙と言う方法で
僕に対するメッセージを送ってくれたのです。

それは、当時まだ自己評価が今ほど回復しておらず、
不安や葛藤もある中なんとか前を観ようとしていた自分にとっては
とても大きく明るい光になるものでした。

手紙を書くために、色々考えてくれていたことでしょう。
僕が苦しんでいた時に、僕のために時間を割いてくれたのです。
このことは今でもとても感謝していますし
今後も感謝の念を忘れたくないものです056.gif



ただその子も、悪いこと、マイナスなことが少しでもあると、
過剰というか、かなり大げさに反応するというか、
そんな印象が僕の中にありました。
あと、少しでもダメなことがあると、全部ダメ!というか
そういう反応も多かった気がしますね。

わずかでも残っている希望が、それで全て
消し飛んでしまうのです……
どんどん、どんどん、世の中が、
暗く、恐ろしく、危なく、
絶望に満ちた場所に見えてきてしまいます008.gif

精神医学、心理学的には、その子にも
認知・認識の問題があるのかもしれませんが、
その子のそんな対応を見ているうちに、だんだんと僕も
息苦しくなってしまった感じがあるのは否めませんでした。
時に、『これは◎◎だね』といった、断定的な言い方も多かったので
悪い方に、辛い方に、苦しい方に、世の中の見方が
規定されていくような言い方になるのも、僕はとてもつらかった007.gif

2013年。前年末に就職し、
ようやく、人生の真っ当な希望を少しずつ築ける…としていた矢先、
僕は数々の、再び絶望と恐怖に満ちた破壊的な人生に
引きずり込まれようとされてしまうような数々の事件がもたらした
あまたのトラウマとも闘わなければ死んでしまうような時期でした。
実際、PTSDと同等の症状が出たことも、本当にあります。
そんな中で浴びてしまった、言葉でした。


だから僕も、その子に対しては疑心暗鬼になりすぎていた所も
もしかしたらあったのかもしれません。
僕が少しお願いがあるんだと言って
昨日書いたような内容、実は辛かったんだと明かしました。

そしてその子は、このようなことを言い残しました。
『今の君と付き合うのが不安だ、また傷つけてしまうから、君のためだ』
『どうしたいかは君次第だよ』

邪推かもしれませんが、まるで僕に責任の多くを
なすりつけられているような印象を覚えたのも事実です。
しかし、この発言の根底に、いったいどれほどの恐怖があったのか…
どんな裏切りや冒涜の歴史を、生き延びてきたのか……


そして哀しいことに、
その子自身も、その子自身で
生きづらい人生を選んでしまっているのでしょうか……
あれが嫌だ、これはこうこうで辛い、哀しい、と決めつけて。


でもそれって結局、その子を傷つけてきた人の思うがままに
人生をコントロールされているともいえます。
これは残酷な真実。054.gif
でもこの残酷な真実と向き合い、諦めなくなった時にはじめて、
本当の希望の道、というかが開けてくるんじゃないのかな。053.gif

何故ならその希望道は、誰かに100%与えられたものじゃなくて
自分で切り開いていくものだからです078.gif
そして、その道は自分ひとりだけの力では切り開けないものでしょう。
時には仲間の力、助けが必要です。
自分の中で優しさや謙虚さを忘れず、諦め無ければ
その力は自分のものになる。感謝の力も湧いてくる。
それはもはや、歪んだナルシズムでもなんでもないと思う…

元より、最初に挙げたような優しい側面も持っている子なので
余計にそう思います。


僕でも、確かに、
『ちくしょう、もうだめだっ!f*************k!!!!!!022.gif 022.gif 022.gif
みたいなことを思うこともあります。
でも今伏字にした言葉を叫んでいるのも、
ある意味悔しさの表れといいますか……084.gif

テニスのジョコビッチ選手が試合中に
ラケットを叩きつけることがしばしばあるそうですが
それも、激しいものを爆発させることでガス抜きをしているそうです。
ジョコビッチ選手と比べるのもおこがましいのですが、
僕もそれに近い所はあるのかな、と思うことはあります。
(ただ、爆発させる場所・タイミングは重要ですが)


そんな汚い言葉を吐く僕に対してですら、
今回ブログの話題に挙げた言葉の主も、
僕の光の部分を、認めてくれていた?こともありました。

僕はその子に、自分の過去で、自分の精神的健康を著しく害した
ある事件について話すことがありました。
それは長年に及ぶものでした。
この事は信用できる友人には話しておくことにしています。
何故なら僕の中でまだそのような有害な部分が生きていて
それが誰かを、その友人も、傷つけてしまうリスクがあるからです。

その子はそんな話を真剣に聞いてくれました。
その上で、俺は希望を捨てたくない、皆と幸せに生きたい、
だからこんなシリアスなことも向き合うと決めてきたし
向き合う事で人生が明るくできると、苦しんでいる人たちに
証明できれば……
そんなことを話したでしょうか。

するとその子は僕に
『君と話すと自分の心がきれいになる感じがする。
 君とまた会えるのが今からもうすごく楽しみだよ』
と言ってくれました。

これもまた、先の手紙と同じく、
僕の心に少なくないエネルギーを与えてくれた言葉だったのです058.gif


そんな力を持った子でもあるのです。
いつか、たまたまその子が見えた闇一つだけで
全てを闇に帰されてしまうことがないようになることを
願うばかりです。

きっとその子も、自分を過剰に犠牲にしなくても
人々を幸せにできる力を持つ子だから…


今日のいいこと:
自分が取り組もうとしていた緊急の仕事に、
思わぬ"援軍"が来て下さったこと

by sannkaku-shikaku | 2016-02-10 19:09 | 葛藤
<< 2016/2/9 the s... 2016/2/7 旅――非日常... >>