【旅行記別記】ゴッホ最期の地 オヴェール・シュル・オワーズ
Let`s go...
オベール・シュル・オワーズ行きのために控えておいた路線図。
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いわゆる在来線の電車で向かいます。
カラフルできれいな車内です。
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8月の午前中ですが、どこかアンニュイな感もある太陽の光が差し込みます。
こんなお城みたいな風景も時には見えて、ヨーロッパにいるなという実感があります。
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途中、乗り換えができるかなと迷いつつも、無事に
オベール・シュル・オワーズに到着。
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駅を出たら、ゴッホ終焉の地らしく『ひまわり』が迎えてくれました。
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"Cafe de la paix"=平和のカフェ、とはええ店名やな…。
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【ゴッホ最期の家】
まず、オベール・シュル・オワーズ駅から西へ歩き、
ゴッホ最期の家に向かいます。
パリの喧騒とはエラい違いです。閑静さに心が洗われます…。
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このゴッホの肖像が、自分の亡くした友人そっくりで、本当に驚きました。
本当に彼が、ここまで俺を導いたというのだろうか…?
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精神錯乱状態だった頃のゴッホのことをつづった所。
日本人観光客も多いのか、日本語の案内もほぼ完ぺきな日本語で書かれていました。
もし彼が発達障害なら、今で言う所の二次障害としての精神障害、
その中の、統合失調症(⇒幻聴など)や双極性障害を患っていたことになるでしょうか…。
本当の理解者もいない中、いったいどれほどの孤立感だったというのだろう…?
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この階段を上がった所から、
今からゴッホの家に関してスタッフによる説明でご案内します、という旨で
フランス語と英語で呼びかけられたので、行ってみることに。
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この中にあるゴッホが実際に住んでいた部屋は、撮影禁止でした。
死を迎える前のゴッホが夜毎にうめき声をあげていたことや、
その後、今の日本で言う『訳あり物件』のような噂が立ったのか
ゴッホが住んでいた部屋に住む人は誰もいなかったとか
興味深い話も色々聞けました。

その後はゴッホの遺した美しく、時には恐ろしくもある作品群と共に
仏、英、日による説明文付のVTRを観て、終了。

しかし、ここに来る前はパリに住んでいたらしいけど
やはり都会生活のストレスも結構あったのだろうか。


【ガシェ医師の家】
ブリュッセル行きの電車が出る時間が少し気になりましたが、
なんとか大丈夫そうだったので、ゴッホを診ていたガシェ医師の家にも行くことに。
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"Rue du Docteur GACHET"=ガシェ医師通り って、まんまやんけでクリビツ也…。
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徒歩15分くらいですが、フランスの田舎を満喫するには本当に良い通りでした。
道路がアスファルトなのと、車が止まってる、電線があるのを除けば
本当に19世紀のフランスそのもののように見えます。
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下がゴッホが書いたガシェ医師の肖像画です。
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何故か、中国語で書かれたとも思われる字体が…。
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窓がちょこっとだけあるシンプルでかわいい家でした。
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中に入ります…。
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どこかこじゃれた感じのする、そしてフランスにあるようなかわいい雰囲気が良い味出てます…。
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ガシェ医師の立ち姿でしょうか?結構細身のダンディ…。
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ガシェ医師の家から、集落を見下ろせました。
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思い出を、ありがとうございます。
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【オヴェール城、麦畑】
ガシェ医師の家からまた東へ東へ逆戻り。
ここ、オベール・シュル・オワーズには立派なお城もあるので
その辺りも少しお散歩です。
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入館(←ここの展示が結構良いらしいです。僕は見てませんが)にはお金がかかるのですが、
無料で立ち入れる範囲で写真を撮らせて頂きます…。
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しばらく、城を離れるように東進すると、広々とした畑に出てきました。

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都会で過ごす時間がどちらかというと長い人間にとっては
とても新鮮な光景です……。
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実際にゴッホは、この麦畑で絵画も描いています。
麦畑と、カラスの絵です。
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しばらく、この麦畑で立ちつくし、ゴッホのように風を浴びてみました。


【墓地・ゴッホの墓】
更に東進すると、オベール・シュル・オワーズのほぼ北北東なのですが
第一次大戦からの戦死者を悼んだ墓地があります。

この墓地の中に、ゴッホと、その弟テオの墓があります。
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人のお墓を撮るのは、ちょっと躊躇しましたが
フランス国旗が映えていたので、撮ってしまいました。敬意を込めつつ……。
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フランスが19~20世紀に植民地にしていた場所での戦争で亡くなった兵士と、
第一次・第二次大戦で亡くなった兵士たちを悼んだ碑のようです。
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こちらは、両大戦で亡くなった子供(=仏:ENFANTSと書かれた字が写真の碑にある)を悼んだ碑。
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そして、ついに出会いました。




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お二人の、お墓です。
兄ゴッホの方は、ひまわりが供えられていました。


色々なお導きのもと、ここまで来れたことについて
天に上ったご兄弟に祈るつもりで、頭の中で、英語で祈りを捧げました。


ゴッホの辿った過酷な運命、
そして亡くなった友人のことも頭をよぎり
涙がしばらく止まらなくなりました。





涙がおさまるまで、10分ほどはかかったでしょうか。

最後は、駅に向かう途中で
これまたゴッホが絵に描いた教会を通って……
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最後は駅に戻り、駅前のスーパーで軽くお昼を買い、
やってきた電車でパリに戻りました。

短い滞在ではありましたが、
この美しいフランスの田舎の光景は、確かに大きな足跡を残したのでした。

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by sannkaku-shikaku | 2014-08-09 00:30 | 旅行記 | Comments(0)
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