【別記】仙台市の被災地:荒浜地区
(2014年9月21日更新)


仙台駅近くで借りれたレンタサイクル『DATE BIKE』(ダテバイク)で
レンタサイクルを借り、仙台駅から東へ、東へ、電動自転車をぶっ飛ばします。

途中、細い道路もあるのでその時は慎重に…。

空がうす暗くなってきたころ、荒浜を示す看板が見えてきました。
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真っ暗になる前に、荒浜にたどりつけるかな?

さて、この辺りになると都心から離れ、郊外の住宅地が多くなっています。
子供を迎えに来たお母さんの姿や
家に帰ろうとする中学生・高校生たちも多く見られました。

この辺りも、仙台空港⇒仙台市へ行くときに見た光景と同様、
新しい建物ばかりです。
この学生さんたちも、お母さんたちも、また
生の震災を知る人々なのだ……。
自転車で風を切りながら、胸にこみ上げるものを感じました。


いよいよ、被災の爪痕が今なお残るエリアに近づくと
ひたすらだたっぴろい田畑のような光景ばかり広がります。
自分だけ一人、自転車をこぎ続けます。
なんだか、妖怪か何かにでもなった気分でした…048.gif
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しばらく後、地図の目印として確認していた
荒浜地区の入り口のセブンイレブンを発見。
そこで用を済ませて、いよいよ、被災の爪痕へ…。
ちなみに、一度だけ、車とすれ違ったのを除いて、ここにいたのは僕一人。


まず、小学校が見えてきました。
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ここてゃ、かつてバイクの残骸が山ほど積み上がっていた場所なのですが
今ではちゃんと取り払われています。

そして、草ぼうぼうになってしまった、かつて人が住んでいた証。

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まるで遺跡です…。
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タイルの床。この部屋が風呂場だったことが伺えます。
ここで一日の疲れを癒した主は、今どこにいるのだろうか。
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まるで何かを訴えるかのように、木々が並んでいます。
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被災の地に建てられた、仏様です。
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この他にも、犠牲者の名前と年齢が書かれた碑がありましたが、
幼くして失われた命も多く、無念さのようなものがこみあげてきました。
昨年ニューヨークのグラウンド・ゼロで、大阪出身の久下さんの記録を見た時のように
涙が滝のように溢れることは無かったのですが
それとはまた違う、静かで、じわじわとくる無念さです。

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崩壊してしまった地域とは対照的に、光り輝く街の灯。暖かい人の営み。
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30分ほどたたずんでいましたが、大きな経験だったと思います。
帰りはまた、50分ほど自転車をこいで、仙台市内まで帰りました。

人の消えた世界から、人が闊歩している世界にまた持ってくる感覚は
言葉では説明しきれない妙な感覚でした。


生きている人々の営みが、平穏に発展していってほしいと願います。

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by sannkaku-shikaku | 2014-07-18 00:32 | 旅行記 | Comments(0)
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