2014/8/11 【旅行記】D-Dayの地へ、70年の時
本日は、人生で最も行きたかった場所に
最も行きたかったタイミングで行きます。

行先は、1944年6月6日、米英中心の連合軍と、ドイツ軍との死闘のあった
ノルマンディー。"D-Day"の部隊です。


今年はそのD-Dayからちょうど70年になります。
せっかくなので是非、この機会に行っておきたい。
それにパリからのツアーが出るとあり、
芸術が好きになってきた今、改めてパリをこの目で……
というのも、行く決め手でした。


前日、ブリュッセルから戻り12時前後に寝ましたが、
今日、4時ごろに起きまして、
真っ暗なパリの街を歩き、早朝の地下鉄に乗りました。
地下鉄の駅に着くまでは結構スリリングでしたね。


まず、オペラ座からちょっと歩いたところに
今回のノルマンディーツアーの待ち合わせ場所があるので、そこに向かいます。


【早朝のパリ】
朝焼けが出る前のオペラ座も美しい……。
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オペラ座向かい、オペラ通りはこんな感じ。
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トラベルエージェンシーに着いて、予約の確認、バスの出発(AM7:00)を待ちます。
月明かりに照らされたジャンヌ・ダルクさんがきれいやで……。
ジャンヌさんの像、金ぴかなのでより映えるのです。
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朝7時。
自動販売機であったコーヒーを飲んだ後、
いよいよバスが出発です。

バスからの車窓をしばしパシャパシャ撮影。
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【ノルマンディーへ】
一昨日、昨日のパリ⇔リール⇒ブリュッセルみたいに
どこまでも田園風景が続きます。
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世界にはまだまだ、美しき人々の営み、美しき自然がたくさんある。
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貯水塔がぽつん…。
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【D-Day記念館】
パリからバスに乗ること3時間ほど(日本の高速バスなら大阪~名古屋くらいの距離)経過、
まずはD-Dayの記念館に到着。
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(展示物についての詳しい内容に関しては、別記

展示物を見た後は、美味しいランチがまっていました。
美味しい鶏肉料理をメインに、
サラダ、チーズ、ハムをビュッフェ形式で頂きます。
しかも、これまたおいしいボルドーワイン(赤)付。
グラス4杯くらい飲んでしまいました。

同じテーブルに座っていたのがロサンゼルスから来た方々だったのですが、
かつて激しい闘いが繰り広げられていた場所で、
かつて敵対していた国同士(日⇔米)の人たちと
愉しく食事ができるというのは、とても幸せだなと感じました。


【オック岬】
次はノルマンディー上陸作戦における重要な戦略的要衝、
『オック岬』へと向かいます。

オック岬は、ノルマンディー上陸作戦において
連合軍が上陸した5つのビーチのうちの2つ、
オマハ・ビーチ(かの有名な…)とユタ・ビーチを砲撃できる場所で
そのまま放置していては大変な犠牲が出る、ということで
米軍レンジャー部隊が多大な血の犠牲を払った場所です。

そこへ向かう途中のバスは、
これまたのどかな田舎の風景。

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この辺りからは高速道路ではなく、
田舎の、民家が並び立つ細い路地を通り抜けていきます。
フランスの田舎に来た、という感じです。


そうこうしているうちに、オック岬到着。

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『犠牲を払ったレンジャー部隊』と題したフランス語と英語の説明板。
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写真だけ見ると公園のようにも見えますが、古戦場です。
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トーチカの遺構が。
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英仏海峡…。
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人が集まっている所に、記念碑が立っています。
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印象派の絵画などで本当にありそうな景色が
70年前は戦場だったのですね。
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再びトーチカ。
ここにナチスドイツの兵士たちがいたのだ…。
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ヒトラーを信奉する人間たちによって建てられた遺構たち。
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トーチカから出入りする穴です。
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こんな感じで出入りが可能です。
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見学時間が結構押してまして、バスに戻る時間に。
再び田舎の町並みを通り抜け、お次はアメリカ兵の墓地へ。
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ここは立ち寄りませんでしたが、D-Day関係の博物館のようです。
シャーマン戦車らしきものが見えます…。
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【アメリカ兵墓地】

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澄み渡る青空のもと、訪れた人々(ほとんどがアメリカ人?)でいっぱい。
アジア人は僕を除いてほとんどいませんでした…。
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作戦概略図。
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この池は、見るアングルによっては
ちょっと血の色に見えました。
散っていった兵士たちを悼むかのようです。
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【オマハ・ビーチ】
アメリカ兵墓地から浜辺へ下っていくと、
いよいよ、ノルマンディー最大の激戦区
『オマハ・ビーチ』にたどりつきます。

ずっとガイドバスで移動していたので
『あれ、もう着いたのか』とちょっと拍子抜けした感じはあったのですが…
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霊感がある、という自覚は無いのですが
階段を下りて行く度に、何か感じますね。


そしてここが、かつて戦場だった、オマハ・ビーチ。
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憩う人々の姿もあり、まるで古戦場と思えないこともありました。
ここで、ゲームなどで見たあの凄惨な光景が繰り広げられていたわけか……。
(日本出国前に、『メダル・オブ・オナー アライドアサルト』をプレイ)

笑顔でたわむれている人々の姿が、うそのようです。
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海岸の波と砂浜の境界の辺りに、
破壊された米軍の乗り物の残骸?と思しきものもみられたり。


平和の思いを込めて、
フランス語、ドイツ語、英語の『平和』と砂に描いてみて
この地を後にしました。
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【アメリカ兵墓地 その2】
オマハ・ビーチから戻ってまだしばらく時間があったので、
もう一度アメリカ兵墓地を散策します。

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墓石の中に、十字架では無く六芒星(ダヴィデの星)をかたどったものがあります。
ユダヤ教徒の方だったのでしょう。
ナチスの迫害を逃れてアメリカに移り住んだ人たちも多かった時代。
(著名な人々の中ではアインシュタイン、ハンナ・アーレントやエーリッヒ・フロムなど)
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彼らの中には、ナチズムに対する憎しみの炎もあったのだろうか…?

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意訳すると
『彼ら(=兵士たち?)の通った来た道をただ思うだけでなく
 彼らの栄光ある魂のことも覚えていて下さい』

ってとこでしょうか…。
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『死を超え、彼らは再び素晴らしき転生を成すでしょう』
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教会のようなこの場所、天井画までありました。
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【ジュノ・ビーチへ移動中】
最後に訪れるのは、米英軍に影に隠れてしまいがち……ですが、
カナダ軍が上陸した『ジュノ・ビーチ』です。

オマハ~ジュノ間のバスにて撮った風景をいくつか。
まずは美しい教会……
戦争で破壊されたこともあったかもしれませんが、
田舎の町に、良い雰囲気をもたらしています。
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ちなみにこのノルマンディーの田舎のエリアは、
フランス国旗に、星条旗、ユニオンジャック、
カナダやオーストラリアなどイギリス連邦だった国々の国旗がよく飾られています。
連合軍だけでは無く、現在のドイツ国旗を掲げている家もちらほら。
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【ジュノ・ビーチ】
戦車が見えてきました(うまく撮れなんだ…)
このすぐそばが、カナダ軍が上陸したジュノ・ビーチです。
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ロシア正教かギリシャ正教のマークやんな…これ
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ジュノ・ビーチ。
オマハよりは少し手狭でしょうか。
地形も、階段を下って行ったオマハに比べると平坦な感じがします。
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今では、マリンレジャーを楽しむ人々でいっぱいです。
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ジュノ・ビーチ上陸の博物館もあります。
こちらは時間の関係で訪問できませんでした…
さすがにパリに戻る時間が近いので、結構時間キツキツ。
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ジュノ・ビーチ博物館。建物がモダンでオシャレ。
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ジュノ・ビーチの近くには、住みよさそうなマンション等がたくさん建っています。
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【パリへの帰路】
さて、行きと同じ高速道路を通って、パリへ戻ります。
人生で一度は行きたい場所に行けたなあ、という感慨もひとしお……。


パリに戻る時間は午後8時~9時ごろになってしまうのですが
今日の夕飯は、前日に買いこんでおいたブーランジェリーでのパン。
に加えて、高速のSAで買ったプラールおばさんのガレットです。
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SA、全てがめちゃくちゃ割高だったので、
パンを買っておいて正解でした……。
道中知り合ったアメリカの方は、プリングルスやら色々買い込みまくり。
"I am VERY HUNGRY...!!" と仰っていましたが、
それにしてもお金がもったいない(´・ω・) I don`t want to waste my money...

小腹を満たしたら、フランスも黄昏てくる時間帯です。


道中で撮ったピンボケIKEA
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雄大な自然
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パリに着いた頃、キラキラと輝くエッフェル塔が見えました。時刻は午後9時。
絶好のタイミングで帰れましたね。


さて、戦争で散って行った方々を悼んだ後は、
『光の街』を愉しむと致します。


夜のシャンゼリゼ通り】

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サッカークラブ『パリ・サンジェルマン』のオフィシャルショップ。
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同チームの選手たちがたくさん……。
イブラヒモヴィッチ、チアゴ・シウバ、ダヴィド・ルイス……
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こちらはルノーのショップ。
中には入っていませんが、外装がウィットに富んでてとってもオシャレ!
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夜の凱旋門を見上げる。
上るのはまた今度にしよう……
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今日は旅の疲れを癒し、明日からは美術館めぐりを楽しみます。
"戦争"をしっかり刻んだ後は、"平和"に感謝して旅します。


今日の(・∀・)イイ!こと
帰りのバスからきれいな虹が見えたこと

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by sannkaku-shikaku | 2014-08-11 00:00 | 旅行記 | Comments(0)
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