【旅行記別記】台北郊外:烏来の高砂族記念碑
台北から南の山手にある『烏来』より、
更に山手に進んだ所にある、高砂族の記念碑に行きました。

『地球の歩き方』にも載っている観光名所で、
太平洋戦争中、日本軍として闘った台湾の先住民族 『高砂族』。


ちなみに『高砂』という部族名は、蛮族、蛮族、と呼ぶ将兵たちを見て
『なんと無礼な!』と立腹?された昭和天皇が名づけられたそうです。
植物学者でもあり 『"雑草"という名の草は無い』 という名言を残した
天皇陛下らしいエピソードです。


烏来の白糸の滝からは、一人雨の中、ひたすら上り坂を歩いていきました。
どうなるかはちょっと不安でしたが……
でも歩き続けた末に、道しるべを発見して一安心。
e0120944_21125754.jpg

e0120944_21125643.jpg


公園も山中にあるため、階段などが多め。
そして記念碑の入り口、狛犬らしきものが……。
e0120944_2112582.jpg

君が代に出てくる『さざれ石』の由来の説明。
似たようなものは、滋賀県・多賀大社にも……。
e0120944_2113044.jpg

この銅像の下には……
e0120944_211314.jpg

『あめつちに』という詩が。
たまたま雨の時に来ましたが、これは胸を揺さぶられます。
ついに、故郷(=ここ)の土を踏むことなく、散った原住民の兵隊さんたち…。
e0120944_211323.jpg

堂々たるたたずまいの高砂族さん。
e0120944_2113372.jpg

e0120944_2113109.jpg

2つ前の台湾総統であり、台湾を民主化・繁栄へと導いた英傑、
李登輝さんの美しい肉筆が、彫刻としてここにあります。
e0120944_21131161.jpg

この公園が建てられた理由の書かれた碑文前半
e0120944_21131639.jpg

碑文後半
e0120944_21131970.jpg

もはや、何も言うまい……。
雨の中、碑文を読み続けた。
e0120944_21132112.jpg

e0120944_21132271.jpg

e0120944_21132410.jpg

e0120944_21132557.jpg


鎮魂の鐘
e0120944_21145414.jpg

e0120944_2115111.jpg

鳴らしてみた。
その時降っていた雨のように、
涙が、止まらなくなった。

鐘の響く音と、烏来山奥にある白糸の滝が落ちる音とが、ただ、響く。

散って逝った戦士たちに、祈りをささげるかのように…。


10分ほど、僕は雨の中、泣きながら立ちつくしていた。


それからもう一度、歩き出した。

このオブジェに見える柱には、
亡くなった原住民の方一人ひとりの名前が書かれていました。
e0120944_2115820.jpg


先の高砂族の像や鐘のある所から、階段を下りると
更にたくさんの、こうした日本語の詩文がありました。
e0120944_21154740.jpg

e0120944_21155332.jpg

e0120944_2116054.jpg


台湾の中の『日本』が、この台北郊外の山の中にあった。



日本人として、というのももちろんある。
でも、一人の人として、ここまで行ってよかった。

読者の皆さんが台北を訪問された暁には、
市内にある二・二八記念館と並んで、是非とも足を延ばして頂きたいエリアです。
[PR]
by sannkaku-shikaku | 2013-10-11 13:00 | 旅行記 | Comments(0)
<< 2013/10/12 【旅行記... 2013/10/11 【旅行記... >>