2013/8/14 【旅行記】摩天楼、涙の記憶
※2013年10月20日更新。


今日は昼から、日本で予約していた
世界貿易センターの跡地と、
そこに建った、ワン・ワールド・トレードセンターを見に行きます。


午前中は、初めてマンハッタンを飛び出して
ニューヨーク市南東部のブルックリンをちょっと歩いてみました。

とりあえずはブルックリンの大きな公園、プロスペクト・パークへ向かいます。


【ブルックリン】
地下鉄を降り、地上に出ると、
マンハッタンとはまた違うまったりした雰囲気。

プロスペクト・パークへ向かって歩くと、偉大なお方の像が建っていた。
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ジョン・F・ケネディ!
ニューヨーク最大の空港の名前にもなっているこのお方。

そして土台には、かの有名なあの言葉が刻まれておりました。
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『国が皆さん(=国民)のために何をしてあげられるかではなく、
 皆さんが国のために何ができるのかを考えてほしい』

…この言葉は、去年の自分の就活中においても、
未来に向かって歩いていく力となった言葉の一つでした。
こんなタイミングでこの言葉と出会えたことが、奇跡に思えました。

ケネディ像から少し奥へ歩いていくと、
プロスペクト・パークへの入り口が見えました。
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緑でいっぱいの公園内をちょっと歩いたりして
マンハッタンではあまり味わえなかった新鮮な空気を味わいます。
(↑セントラルパークなど、公園内部には行っていないため)

植物園(BOTANIC GARDEN)の横を過ぎれば、もうすぐ公園を抜ける頃。
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公園を抜けたら、英語の教科書の表紙に出てきそうな写真を撮れましたw
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ここにきて、大体午前10時頃。
そろそろマンハッタンに戻ります。

帰りの地下鉄は、地上を走る路線でした。
橋から美しいマンハッタンのビル群をたっぷり拝めました(*´Д`)

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次の目的地、 ワン・ワールド・トレードセンター(下写真右側の青いビル)も
しっかり見えました。
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12年前までは、あそこに見えるのが黒いWTCビルだったわけか…


さて、ちと時間の余裕があったので、
昼はまたタイムズスクエア方面に戻りまして
昼食は
先日も食べた、中華の自助餐にしました。
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10月には台湾も行くけれど、自助餐の誘惑は魅力的なり…


さて、ちょっとゆっくりご飯を食べていたらギリギリになってしまったので
駆け足でワン・ワールド・トレードセンターへ向かいます。


【ワン・ワールド・トレードセンター(世界貿易センタービル跡地)】
駆け足でダウンタウン方面に向かい
ワン・ワールド・トレードセンターのツアーインフォメーションに駆け込みました。
まずは↓で、入場予約した旨を伝え、ツアーに参加。
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ギリギリで間に合いました。

それにしても、天高くそびえる空色のビル。きれいです……。
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この美しい建築が、9.11が無かったらできなかったのかなと思うと
また何とも言えない気分になる。。

しばらくを置いて、いよいよツアー開始。
無線通信機のようなものを手渡されますが
この機会のおかげでガイドさんの声もはっきり聞こえます。
『今日は絶好の外出日和。そんな美しい天気ですね』

徐々に、かつてWTCがあった場所へと近づいていきます。
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途中は、自由の女神の時のように
空港と同じくらい厳しい入場チェックがあり。
ニューヨークに来て数日が経ち、さすがにこの手のチェックにも慣れ
パッパッと腕時計やベルトを外したりーのが楽になりました。


そしていよいよ、かつてタワーのあったエリアへ。
ガイドさんの説明を聞きながら、ゆっくり進んでいきます。
まずは、9/11テロがあった時、瓦礫の下に埋もれながらも
しっかりと大地に根付いていたサバイバー・ツリー(生存者の木)の紹介。
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瓦礫から運び出した後、別の公園で植え替えて養生していたそうです。
ハリケーンで根本から倒れたこともあったそうですが
様々な人の手によって、今日までもったそうです。

2014年の完成に向けて工事が進んでいます。あと少しで完成。待ち遠しいな。
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ビルを見上げる。
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そして、かつてWTCがあった場所は泉になっており
泉の周りには、犠牲者の名前が一人ずつ刻まれております。
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日本人の犠牲者も……
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ガイドさんの話を聞いていましたが、
このガイドさん、かつてはペンタゴン(国防総省)の職員さんだったとのこと。
9.11の日の時はまだ現役でペンタゴンで働いており、
そのしばらく前、自分のオフィスが、ペンタゴンの飛行機が突っ込んだ所から
ちょっと離れたところに移動したばかりだったとか。

WTCの窓掃除は、R2-D2やウォーリー(WALL-E)みたいな
ロボット掃除機が掃除をしていたんだ、とか
ビルがつぶれた時、周辺の店の窓ガラスという窓ガラスが全部割れたとか
そんな話が淡々とされていきます。

また、
『エンパイアステートビルに飛行機がぶつかったことがあるのは
ご存知の方はいますか?』
と言われたので

自分はエンパイア~のオーディオガイドでそのことを聞いていたので
手をあげました。
まさか、数日前に観光した場所で得た知識が、こんな所に結びつくなんて…。

WWⅡが終わる前、エンパイアステートビルに
飛行機が突っ込んだことがあるのですが、
これは空港を探している途中に、運悪くぶつかってしまったというケース。
だから燃料がスカスカで、9.11のような爆発にならなかった。

一方、9.11のジャンボジェットは、燃料満載。
しかも飛行機のサイズも、エンパイア~に突っ込んだそれと比べれば全然デカい。
だからあれほどの威力の差が生まれた、ともガイドさんが言っていました。


さて、1時間ほどのガイドツアーが終わってからは、
日本人の犠牲者の方が他にいないのだろうか…と思って、探していました。

ツアーを終えた場所の近くに、犠牲者の名前や国籍を調べられる
デジタル端末があったので、調べてみた所、10人ほど出てきました……。

ここで、もっと絞って『大阪出身』の人を探してみたら、
こちらに出てきました『久下季哉』(くげ・としや)さん。
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今はネットにも情報があるので調べていましたが…
早稲田大学に通っている学生さんだったそうです。
享年から察するに、当時まだ大学3回生…!

自分は、大学を卒業して、就職して、自分という存在に向き合って、
そしてちょっと回り道しながらも、やっと人生の本当の喜びを味わえてきたというのに…


それを思うと、いつしか涙が止まらなくなっていました。

そのまま、10分、泣き続けていました。

ただ、嗚咽が止まらない。

公園を出た後も、涙が止まらなかった。


その後は、ワン・ワールド・トレードセンターのお土産店にも行きましたが
殉職した消防士や警察官に関する映像が店内に流れていて
これでまた、涙が止まらなくなりました。

1時間くらいずっと、泣き続けていたような気がします。
ビンラディンが殺害されて2年?
それすらもどうでもよくなるような、
青春と、これからの人生を奪われた、哀しみ。


涙が過ぎ、次の目的地へ。
ダウンタウンの端っこの方から撮ったビルは
昔ながらのニューヨークの建物に囲まれて、とてもきれいに見えた。
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【ジューイッシュ・ヘリテージとその近辺】
WTCの跡地で涙した後は、
ユダヤ人の歴史・文化について網羅した博物館、
『ジューイッシュ・ヘリテージ』へ。
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館内は、撮影禁止でした。
ここに関しては文章中心で記述します。

億は元より、戦争・平和について関心があるのですが…
ナチズム関係についても、結構調べることがあります。

この博物館は、ナチズムの行ったことを知るのには絶好の場所でした。
普通に各々の文化を持っていて、普通に生きていた人たちが
抑圧されてしまうということの、恐ろしさ……。

特にこの博物館で面白かったのは、ガイドツアーでした。
僕はツアーには参加していなかったのですが、
ツアー客の団体が、時折通り過ぎていくのです。

ある団体は、いかにも壮年のアメリカ男性という感じ人がガイドを率いていて
このガイドがあまりにも面白かったので、ついて行ってしまいました。
ツアーの中には子供もいて、ガイドさんが子供にこう言いました。

『ほら、この2枚のナチスのプロパガンダ(宣伝)ポスターを見てごらん。
 きれいな顔のドイツ人の女の子、怪物に見立てられたユダヤ人。
 君なら、この二人のうちどっちと友達になりたいと思うかい?』

と、痛快にヒトラーやナチスの悪辣さを子供に伝えるさまは見事。
こういう重い話題の所を、ラフなノリでわかりやすく伝えられる人ってすごい…。

その他、ナチスの歴史や行いについて、改めて多くを知ることができました。
博物館は3階で構成されておりますが、2階がナチスのフロアで結構ショッキング。
『労働者』として、『価値が無い』とみなされた
女性や子供が真っ先に殺されたこと、
殺害された全ユダヤ人のうち、100万人が子供であったこと……

一人の人間の歪んだ精神構造が生み出した、恐ろしすぎる世界。
背筋が凍りそうになる展示物もありますが、目を背けてはならない現実。
ぜひとも見に行く価値のあった博物館でした。


ガイドさんについていってたら、閉館時間になってしまい
あれよあれよと夜に。
最後は警備員さんに出るよう急かされてしまいました。

博物館を出て、マンハッタンの南端の方に歩くと、美しい夕焼けが…
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夜は、ロックフェラーセンターに上ることにしました。
その前に、腹ごしらえ…今日はSUBWAYサンドイッチです。
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これだって一応It`s 本場。
ドリンクのカップがちょっと大きめだったのは、さすがアメリカ。


【ロックフェラーセンター(夜)】
すっかり夜も更けてきた頃に、ロックフェラーに着きました。
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冷涼な空気の中、漆黒の空にそびえるロックフェラーを
見上げているとなんだか不思議に高揚した気分に。

そしてこれまた、ロックフェラーではおなじみ。プロメテウス像。
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プロメテウスのまわりでは国旗がたくさん立っています。
イルミネーションもきれいです。
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ロックフェラーセンター地下のスタバで買ったお茶を片手に
ビルとスタバのツーショットを撮ってみた。
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涼しい風の中飲むスタバのお茶は、いつに増しておいしく感じた。

地上で少しまったり過ごしてから、いよいよビルの上へ上ります。
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そして拝めた、NYの夜景。
エンパイアステートビルの展望台よりこっちの方が広い?
しかし午後9時くらいだというのに、すごい人でした。
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クライスラー・ビルが見えました。
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そしてこっちにはエンパイア~も…!
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下のちょっと明るい所は、タイムズスクエアです。
光が溢れるぜ……( ´w`)
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月が、きれいです。
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エンパイア~をちょっとアップで。
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いやはや、涼しい風が突き抜ける中拝む夜景は、
一人でも思いっきり楽しめました。

下りのエレベーターでは、ヒップホップな感じの面白い黒人の警備員さんが
エレベーターを待つ僕たちを盛り上げてくれました(爆)


YHに戻った頃は、すっかり夜も更けた頃。
しかしNYの地下鉄は、しっかり安全になっていましたし
自分の泊まるところの周辺がどんな感じが、かなり分かったので
夜でもそれほど構えずに宿に戻ることができました。


明日で、丸一日NYで過ごせる日は、最後。
キレイなものいっぱい見て、お土産も買うぞ~(´w`)
と、シャワーを浴びたのち、意気込みながら床につくのでした。


今日の(・∀・)イイ!こと
夜、心地よい涼しい空気の中、先日会った人たちとYH内で会話できたこと

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by sannkaku-shikaku | 2013-08-14 23:59 | 旅行記 | Comments(0)
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