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2013/3/14 あるお医者さんが教えてくれた予感と直感
最近は、2010年、新卒で就活中の時に買った
定年から輝く生き方』という本を通勤中に読んでいます。
作者の帯津さんは東大卒のお医者さんなのですが
エリートぶったところが無い辺り、とても共感を持って読めます。

『定年』と書かれていますが、若造の自分にもよい影響を与える内容が多々。
そしてなんといっても、この本に書かれている内容に、
実に僕の人生を大きく救ってくれたものがあります。


僕のようなアスペルガー症候群の人間は、
空気を読んだり、場の状況を素早く察知したりということが非常に苦手。
そのため、気が付けばとんでもないドツボにはまりこんでしまうことも
珍しいことではありません。
思春期・青年期の頃に、人に騙され、カルトなどにはまりこんだり
中には、なんと万引きなどの犯罪に手を染めてしまう人もいます。
僕に限って言えば、自己啓発セミナーに堕ちかけたことなどがそうです。


そこを救ってくれたのが、『定年から輝く生き方』でした。
この本に書かれている興味深い内容の一つとして
『予感と直感を鍛える』という内容があります。


そのためにはどうするか?はあまり理屈でコマゴマと書かれてはいません。
おそらく理屈でコマゴマと追及しない方がうまくいくからでしょう。
僕もそうしています。

確かに僕も、『ここはなんだかあまりいい雰囲気じゃないな』ということ等は
2010年代に入ってから敏感になってきているのは確かです。
そして、その積み重ねが今の繁栄の芽生えを築いていることも、
真の友を育み、偽の友及び真の敵を寄せ付けぬ砦のもととなったのは、
おそらく事実でしょう。


僕の場合、最も大きな『予感と直感』は、
自分の障害にウソをつかない人生を歩む決断をしたことだと思います。

自分の障害という『正体』が分かり、
それに基づき人生を歩んで行こうという『天の声』を感じ、
そのためには一人ではならない、自分に見えないものが見える
『軍師』=健常者、特に支援機関の人たちの力が必要だと思い始め
最終的に今の就職にもつながる、実質的な行動も始まっていたのですが…

あのころは、本当に、自分が死んで悲しむ人がたくさんいると分かったから
死なないために。
そして、その1年でやっと築けた人としての真っ当さや倫理観を潰されないために
必死だった時期でもありました。
自分の守り通すべきものを守り通せるのかどうかの、試練の時。
自分が守り通したいものが、怠惰や無理解という暴風雨にさらされていました。

それを生き延びた5月から、職業訓練が始まり、
後に中学・高校時代の友人たちとの関係がまた戻り、
それもさらに深く、安らかな関係へと発展していくのもその後のこと。


……ただ、僕も帯津先生のように何十年も生きていません。
予感と直感を磨き始めて、まだ2~3年ほどなのです。
『俺の予感と直感は正しかった!』とまだ言える段階ではありません。
その芽生えといったところでしょうか……。

帯津先生ご自身は、若い人がちょっと苦手だそうです。
その帯津先生が苦手とならない、中年になってきた頃に
自分は、今回紹介した著書も1つたずさえて
良き人生を歩めているかどうか?
その時初めて、僕の『予感と直感』が正しかったことが証明されるでしょう。

シックスセンス。
発達障害の僕を救ったもの。
僕が僕自身を守り、そして友を守るようにしてくれたもの。


今日の(・∀・)イイ!こと
最近食欲不振だったが思ったより食べれたこと
by sannkaku-shikaku | 2013-03-14 21:16 | 未分類
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