2010/1/14 書き残し、広く受け入れられ、一年
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長いめの大航海時代Onlineのお話です。
去年、こんな声明文を拙ブログで出して、一年が経過しました。
今回は、それを振り返ってみようと思います。
2009年12月14日の記事と、一部重複する部分もあるのですが
何卒ご了承頂ければ幸いですm(_;)m

大航海時代Onlineは、オンラインゲームの中では
プレイヤーの平均年齢が高く、10代のプレイヤーがほぼ皆無に近い、
つまるところ『大人』のプレイヤーが多いことが特徴です。

そんなゲームで、商会(=ギルド)を脱退した、というお話を一年前に書きました。
それが前述の声明文で、その商会脱退の理由に関するくだりについて
僕からその商会の長への声明文という形式を取らせて、書かせて頂きました。
その内容をまとめると・・・

『貴方にゲームに誘われて愉しくやってきて貴方の商人としてのスキルは素晴らしいが
僕は貴方の人との接し方に関して大きな疑問を抱いてきた。
それは、貴方にとって画面の向こうにいる人間が「人形」であること
自分の思いのままに動く「人形」であることを望み
「人間」として同じプレイヤーを見なさなかったことだ。
僕の知る限りの見習うべき人達は、少なくともそんな悪辣さは無かった。
自分大好きな「大きな子供」である貴方のもとでは僕はもう成長できない。
僕をゲームに誘ってくれた時の人当たりの良さはもう戻らないのだろうか・・・?』

・・・といったところです。
ディケンズの『クリスマス・キャロル』を少し彷彿とさせるかもしれません。

一年前、この声明を書いた日、僕は暴飲暴食で胃腸風邪を患い、寝込んでいたところ
症状が和らいできていたので、僅かな痛みに耐えてパソコンを立ち上げて・・・
商会脱退に向けて推敲し、パソコンに下書きしていた文章を
おおよそ間違いも、意見のズレも無いことを確認して
コピー&ペーストして貼り付けたものでした。
それまでいた商会からの脱退手続きも、ゲームにログインして済ませました。

改めてちょうど1年前の記事を自分で見返してみても
この商会の長には沢山思い悩むことがあってあんな文章が出来たわけですが
『暴言』と取られることのスレスレのことを書きながらも
長には『人として真っ当に進んで頂きたい』という心を込めていながら
やっぱり随分辛い味付けの文章にになっちまったなあ、と思っています。

ただ、単なる『暴言』であれば、こんなブログでも見てくださってる人々への毒です。
その長を単に酷い目にあわせて、スポイルさせてやる目的だけなら
あんなに長い文章は、とてもじゃないけど書けそうにないですな。一年前の僕でも。
大体、あんな文章を書く理由がそもそも思い浮かびません。
実際自分は『キレてる』状態であんなことを書いている&書きたいんじゃないし
『キレてる』ように見えないような書き方に留意したつもりです。

確かに、僕の『憤り』の部分しか見ないで、僕への不信感だけを募らせて
よりよい遊び方、生き方を志向しようとしなさそうな方もいらっしゃいました。
しかしながら『言葉面は苛烈だけど言ってる内容は実に的確だ』と仰って下さる方が
大航海時代Onlineプレイヤーの中で意外といらっしゃった辺り
僕が『キレてる』訳ではないということが比較的伝わり、更には
僕の意見は、あながち間違いではないという証明にもなったかもしれません・・・。
実に皮肉な話であります。

『誰の絆も傷つけずに自分の絆を守る
 確かに理想はそうだろう。
 でも現実はそんなに甘くも単純でもない。』
 (『流星のロックマン3』 ブライ)


何が皮肉か、というのは上段落のことだけでなく、この商会の長によって僕は
大航海時代Onlineを始め、その長の下に僕は1年9ヶ月もいて
最終的には、この長は僕の手によってこのような批評を下されてしまったこと。

・・・そして、本当にここ一ヶ月くらいで初めて知ったのですが
なにやら、この僕の批評でその人は挫折したらしく、商会長を辞めて
別の国のプレイヤーとなってしまったこと。
(大航海時代Onlineは6つの国から始めることができ、特定条件で他国に『亡命』し
 別の国に所属するプレイヤーになることができます)

この長を知る人の中には、この人物の小心さを僕に語ってくださる方もいて
『人にはグサっとくることすぐ言うのに自分が言われるとすぐに凹みだす』という
なんとも切なく情け無い人物評を僕に明かした方もいました。
確かに、この長はやたら細かいことでわぁわぁ騒ぐ傾向があって
僕の一年前の声明文でもそのことは示唆しておったのですが・・・。

とはいえ、あれだけやりたい放題やってきて、僕の一言如きを直視できず
すぐに『逃げて』しまうという小心ぶりは、
その人の辞退の直接要因であるとされる僕からみても
いくらなんでも叙情酌量の余地が無くなってしまうような・・・。
実際、僕が言ったことに誤謬や間違って伝わったことがゴマンとあるのなら
それを冷静に堂々と伝えてこればそれはそれで粋というものであろう。

『さんかくの野郎にここまで言われちまうとはな・・・。
今に見とれ、自分がそんな情けない人間じゃないことを見せてやる』と発起し
虚勢を張らず、無理な理想のために人々を犠牲にすることを止め
感謝の気持ちを忘れず、素直に人に優しさを注ぐようコツコツと変われば
今頃は違った明るい未来がこの長のもとに訪れていたかもしれません・・・。
この人は、知識も無い只の粗暴な愚か者とは違う人間でもあったわけです。
考えるべきことの順序を人として誤ったといえるかもしれません。

『金は、最高の召使にもなれば、最悪の主人にもなる。』
(ユダヤの格言)
『英雄とは自分のできることをした人だ。
 凡人はそのできることをしないで、できもしないことばかり望んでいる。』 
 (19~20Cのフランスの小説家・ロマン=ロラン)
『あいつはお前みたいに単純なやつじゃない。
 いつも悩んでばかりの意気地なしだったさ…
 …だからこそ、ヤツは英雄になれたんだ』
 (『ロックマンゼロ』 ゼロ)


そして、あの商会はその長が去って、小規模化してしまいましたが
それを引き継いだ今のその商会の長とは、ありがたいことに仲良くさせて頂いています。
先程の声明も読んでくださり、そこで僕を否定することなく
こんな僕とお付き合いくださってる方です。
つまるところ、僕は商会衰退の原因と取られてもおかしくない存在なのです。
それにも関わらず、お付き合い頂いていることは、奇跡とでもいいましょうか・・・。
声明文で、僕は自分を『悪魔』と位置づけたこともあったのですが
商会衰退≒破壊という面では、これは恐らく間違いではないでしょう。
一方で『毒を持って毒を制す』ともとれるかもしれませんが・・・。

時に、その人が持っている良い部分は
自分が未熟であることを留意している=謙虚であること。
若造の身で恐縮ですが、人の意見を吸収する素地や余裕が、充分ある方だと思います。
その人とご一緒していたこともあるのですが
僕の言葉で去ってしまった前の商会長にあった変な緊張感が無いのです。
そんな長がいた商会にそれだけ僕が滞在できた理由は
このような『人形』じゃなくて『人間』である人々の力によるものでした。
この方の下なら、プレイヤーの方々も愉しくゲームが出来ることでしょう。

『力無き者に存在価値は無い。
 だが、己の無力さを知らぬ者は、更に存在価値が無い。
 力を手に入れることの第一歩は、
 今の自分の無力さを受け入れることにあるのだ。』
 (『流星のロックマン3』 グレイブ・ジョーカー)
『この天下は人のためのもの。
 人でないものに人を治められようか。』
 (『三国志曹操伝』 曹操孟徳)


冷たい鎖を『CHANGE』のもとに断ち切って飛び出した異端児は
一年の時を経て『絆』の在り方を知り
自らもより多く、より素晴らしい絆を手に入れることが出来た。
この異端児は正義でも英雄でもなんでもない
ともすれば破壊者か、悪魔でもありえるというのに・・・。
異端児は、鎖を断ち切り、感謝を覚えた。

さて、長くなりましたが、明日はまた違うアプローチから
僕の大航海時代Onlineの商会脱退後の一年を振り返ろうと思います。

また、今回の記事は、ゲームから派生したものというよりは
ゲーム自体の内容というよりはおおよそ人間というものに関する記事なので
カテゴリは『ライフ』とさせて頂きます。


今日の(・∀・)イイ!こと
自分の在り方について良き言葉を他人から頂けたこと
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by sannkaku-shikaku | 2010-01-14 22:06 | Comments(0)
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